はじめに
ポートフォリオダッシュボードとインデックス比較機能を作った次のステップとして、AIによる週次考察レポートの自動生成機能を追加しました。
経済指標、中央銀行の動向、セクター別のパフォーマンス。これらのデータを毎週Claude Sonnetに渡して、自分のポートフォリオについて考察してもらう仕組みです。
しかも月額約40円で。
なぜ作ったか
これまで、経済新聞を読みながら「この動きは自分のポートフォリオにどう影響するだろう」と頭の中で考えていました。
金利が上がれば銀行株にはプラス。円安が進めば輸出関連にはプラス。でも、自分のポートフォリオの中のどの銘柄に、どのくらい影響があるのか。それを具体的に結びつけるのは、意外と難しい作業でした。
「経済の動き」と「自分のポートフォリオ」を、自動で結びつけてくれる仕組みがあれば。そう思って作ったのが、今回のAI考察機能です。
仕組み
毎週金曜の夕方、以下のデータをClaude Sonnetに渡しています。
ポートフォリオデータ:
- 17銘柄の構成比率、騰落率、配当利回り
- インデックス比較(日経平均・TOPIX・オルカン)
経済指標:
- 為替(USD/JPY)
- 米国10年債利回り
- VIX恐怖指数
- セクター別ETFの1ヶ月パフォーマンス
中央銀行情報:
- 日銀の最新政策決定会合の情報
- FRBのFOMC関連情報
これらを一括でSonnetに渡して、「ポートフォリオの週次考察レポートを作成してください」と依頼。生成されたレポートは、このサイトのポートフォリオ管理カテゴリに自動で記事として公開されます。
得られた気づき
最初のレポートを読んで、一番感じたのは**「セクターと経済の動きのつながり」が具体的に見える**ようになったことです。
たとえば、セクター別ETFのデータを見ると運輸セクターが直近1ヶ月で弱い。一方で自分のポートフォリオでは陸運業が約10%を占めている。
新聞を読んでいるだけなら「運輸が弱いな」で終わっていたかもしれません。でもAIが「あなたのポートフォリオで陸運業が10%あり、セクターとして弱含みなので保有比率の見直しを検討してはどうか」と具体的に指摘してくれると、アクションに繋がりやすい。
他にも、銀行セクターが1ヶ月で+10.95%と最も強いのに対して、自分のポートフォリオの銀行業は8%しかない。「銀行の比率を上げてもいいのでは」という示唆は、自分だけでは出にくい発想でした。
月40円のAIアドバイザー
コストの話をすると、1回あたり約$0.066。月4回で約$0.26。月額約40円です。
これで毎週、経済指標を踏まえた考察レポートが届く。マクロ経済環境の要約、セクター別の強弱、セクター入れ替え示唆、リスク要因の整理。7項目にわたる分析が、自動で生成されます。
もちろんAIの考察が常に正しいわけではありません。でも、「考えるきっかけ」を定期的にもらえるという価値は大きいと感じています。
毎週自動で記事が生成される面白さ
技術的に面白いのは、この考察レポートが自動でブログ記事になることです。
毎週金曜17:30にsystemd timerが起動し、経済指標の取得からSonnet分析、記事ファイルの生成、git push、Cloudflare Pagesの再デプロイまで、すべて自動で完結します。
自分が何もしなくても、毎週1本、ポートフォリオ管理カテゴリに記事が増えていく。1年続ければ52記事。ブログのコンテンツが自動で蓄積されていく仕組みは、地味に強力です。
今後の展望
今回の機能を使いながら、次のステップも考えています。
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デモトレード機能:AIの考察に基づいて仮想的に売買を行い、その成績を追跡する仕組み。実際のお金を動かす前に、AIの判断力を検証したい
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考察精度の向上:中央銀行レポートのスクレイピング精度を改善し、より正確な情報に基づく分析を目指す
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長期トレンド分析:週次レポートが蓄積されたら、過去の考察と実際の結果を照らし合わせて、AIの予測精度を評価したい
いずれはAIにトレード判断まで任せてみたいという野望もありますが、まずはデモトレードで成績を確認するところから始めたいと思っています。
まとめ
経済新聞を読みながら自分のポートフォリオについて考える。その作業を、AIが毎週自動でやってくれるようになりました。
月40円で、セクター入れ替え示唆まで含む本格的な考察レポートが届く。しかも、ブログ記事として自動で蓄積されていく。
完璧な投資判断を求めているわけではありません。「自分では気づかない視点を、定期的にもらえる仕組み」。それが、今回作ったものの本質です。
地味にコツコツ、AIと二人三脚で。