地味地味フォリオ

📈 v2.3スコア 増配予測の検証

2020〜2025年度 | 10,189サンプル(銘柄×年度)のバックテスト | 最終更新 2026-08-02

watch listランキングの土台であるv2.3自動スコアには「配当の健全性・継続性・財務体質が高いほど、将来も増配を続けやすい」という仮説があります。今回、この仮説のうち過去データだけから遡って計算できる部分(コアスコア、最大8点)を使い、実際に翌年度の増配・減配実績と突き合わせてバックテストしました。

74.9%
コアスコア上位25%群の翌年度増配率
60.6%
全体
50%
下位25%
翌年度の無配転落率も、上位群 0.5% に対し下位群 3.5% と、コアスコアが低いほど無配転落しやすい傾向が見られました。

スコア帯別の翌年度実績

Q4(上位25%) 5.0〜6.5点 | n=2,208
Q3 4.0〜4.5点 | n=1,995
Q2 2.5〜3.5点 | n=2,874
Q1(下位25%) 0.0〜2.0点 | n=3,112
増配 維持 減配 無配転落

年度別の増配率推移

72.2% 67.5% 70.4% 80.6% 79.9% 2021→20222022→20232023→20242024→20252025→2026
上位25%群 全体

検証可能な全5年度で上位群が全体を+8.8〜17.8pt上回りました

検証方法

  • ルックアヘッド防止: 年度Yのコアスコアは、年度Y以前に開示されたデータのみを使って計算しています(未来の情報は一切使いません)。
  • コアスコアの構成: v2.3自動スコア(12点満点)のうち、開示データだけから遡って再現できる6項目(最大8点)を抜き出して構成しています。
  • 増配・減配の判定: 年度Yと年度Y+1の年間配当実績(DivAnn)を比較し、増配・維持・減配・無配転落の4つに分類しています。

⚠️ 検証の限界

  • 生存バイアス: fin_summary_cacheは現時点で上場中の銘柄のみを対象としており、期間中に上場廃止・完全子会社化された銘柄は含まれない。
  • 記念配当・特別配当を除いた調整は行っていない(DivAnnは公表の年間配当実績そのまま)。
  • コアスコアはv2.3自動スコア(12点満点)のうち遡及可能な項目のみで構成した部分集合(最大8.0点)であり、v2.3本体のスコアとは別物。
  • industry_adjusted_healthは業種別ロジック(銀行/鉄道インフラ/REIT)を適用せず、全銘柄一律で一般事業会社の自己資本比率のみのロジックを使用した単純閾値版。
  • ニデック(6594)・コタ(4923)等、fin_summary_cache自体に開示ギャップがある銘柄はそもそもFY行が揃わずサンプルから自然に除外されている(2026-07-19の別調査で確認済みの既知のデータ特性であり、本検証固有の問題ではない)。
  • J-Quants API(本アカウントのLightプラン)は2021-07-21以前の開示データを一切保持していないことを確認した(それ以前の日付は全て「開示なし」応答)。そのためFY2020以前の実質サンプルはほぼ皆無(年度別サンプル数参照)で、コロナ禍(2020年度)の增配/減配挙動を検証するには全く不十分。years_coveredの2020は名目上の値であり、実質的な検証範囲は2021年度以降。
  • 2026-07-20、watch list対象判定の過剰除外バグ(FY行が新しい四半期開示に覆い隠される問題+予想配当未参照)を修正し、対象銘柄が約1,600件→約2,600件に拡大した。2026年度フォワード検証コホート(forward_cohort_2026.json)はこの修正前(2026-07-18時点)の母集団で凍結済みのため対象は変更していない。次回以降の新規コホートは、より広い母集団から構成される見込み。

🔬 実運用検証 進行中

2026年度コホート: 1,610銘柄(2026-07-18時点のv2.3スコアを凍結済み)

判定済み 0件(0%)

各銘柄の次回本決算で増配実績と突き合わせます。次回更新: 毎月第1土曜

※この段階では暫定の増配率は表示しません(早期に決算を開示する銘柄への偏りバイアスを防ぐため)。

ご利用にあたって

  • 本検証は過去の開示データに基づく統計的な後ろ向き分析であり、将来の増配・減配を保証するものではありません。
  • コアスコアはv2.3自動スコアの遡及可能な部分集合であり、実際のwatch listランキングで表示されるスコアとは異なります。
  • 掲載する情報は個人の学習・記録目的であり、投資の勧誘や推奨を目的としたものではありません。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行ってください。